私達はkusudama（薬玉）を選びました。レポート1

アドメディカルグループ様　ピックアップレポート

薬剤師向け次世代アプリ「kusudama（薬玉）」が好評
タブレット端末でさまざまな業務を支援、調剤薬局から引き合い相次ぐ

調剤薬局向けシステムなどを手掛けるズー（長野県上田市）は、2016 年に発売した薬剤師向けタブレット端末アプリケーション「kusudama（薬玉）」が薬局関係者から好評だ。「kusudama（薬玉）」は、薬剤師1 人がタブレット端末1 台を持つ形で使用し、処方箋入力やピッキング、調剤監査、服薬指導、会計など、薬剤師業務を支援する。在宅訪問先など薬局の外でも使用可能で、24 時間対応などの場面でも役立てることができる。

■在庫管理、過誤防止、在宅の場面でも活躍

「kusudama（薬玉）」のタブレットの画面では、投薬を待っている患者ごとに待ち時間を表示。現在どの作業工程まで進んでいるかもひと目で分かる。作業工程は処方入力、ピッキング、監査、服薬指導など最大8 工程に分類。各工程とも、その作業が終了していれば緑色で「済」、現在行っている最中ならオレンジ色で「中」、作業可能なら青色で「可」のマークが表示される。マークの下には、その業務を行った従業員の氏名を表示する。
「kusudama（薬玉）」は、患者ごとにかかりつけ薬剤師の氏名を表示することが可能で、ほかの薬剤師が間違って担当しないようにすることができる。また、処方箋などのほか、かかりつけ薬剤師指導料などの算定に必要な患者同意書も画像として残すことも可能だ。
このほか、在庫管理や調剤過誤防止などの機能も備えている。在庫管理の場面では発注、棚卸、入庫、出庫に関する業務を行うことが可能。調剤過誤防止ではピッキングの際、ハンディスキャナーを利用すれば、各医薬品のバーコードを読み込んで、取り違いを防ぐことができる。
さらに会計時に追加で、OTC 医薬品などの購入があった場合、商品のバーコードを読み込んで、会計画面に反映させることができる。服用している医療用医薬品と購入したOTC 医薬品の飲み合わせもチェックできる。在宅に関しては日付ごとに、その日訪問する予定の患者名が表示され、処方の確認や報告書の入力なども可能だ。

■1つにパッケージされているから使いやすい

発売以来、各地の調剤薬局チェーンなどが導入している「kusudama（薬玉）」。調剤薬局を展開するアドメディカルグループのバンテージ（新潟県）もその1つだ。2017 年5 月、新店舗「かほくあおば薬局」（石川県かほく市）に導入したのを皮切りに順次、取り入れている。6 月からは各地域で導入のための研修会も開催。実際にタブレットを使ってロールプレーイングも行った。
バンテージは、各薬剤師にタブレット端末を持たせ、かかりつけ薬剤師業務の充実につなげたい考え。今井健太社長は「Kusudama（薬玉）は、複合的にいろいろな機能が含まれていて、1つにパッケージされているので使いやすい。経営の観点からは、業務効率、調剤過誤などのリスク管理の強化、持ち運べるメリットは、これからの薬剤師のよりよい働き方の改革にも繋がる。健康サポート薬局の役割からは、患者様を一元的、継続的に管理することが求められているが、地域の患者様より支持を得る薬局づくりのための武器としたい」と考え、年内には30店舗以上あるグループ全店に配備する意向を決めた。

また、株式会社ズーの藤井修亮社長によれば「リリース以降、全国から大きな反響、さまざまなご意見
を頂いている。万全の導入保守体制も整いつつあり、kusudama（薬玉）はとどまることなく、新しい事をどんどん取り入れていく。未来に向かっている調剤薬局様に対して、我々のIT で強力にサポートしていきたい」としている。

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