この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

株式会社ズー(本社:長野県上田市、代表取締役社長:藤井修亮、以下ズー)は、薬局業務トータル支援システム「KUSUDAMA(くすだま)」(以下 KUSUDAMA)に、
“見える化”をテーマとした新機能を2021年2月にリリース致します。
これにより、調剤室内で患者様の待ち状況が一目で共有できるようになり、本部システムではスタッフ毎の作業時間の集計をはじめとした、KUSUDAMA独自の様々な集計を可能にします。


・背景
2015年に厚生労働省は「患者のための薬局ビジョン」において、対物業務から対人業務へのシフトを求めました。その後も診療報酬改定や薬機法の改正など、薬局業界は対人業務中心に向けて大きく動き出していますが、薬剤師が対人業務に専念するためには、対物業務に時間を取られないような人員配置や、対人業務への適切な人事評価が必要であると考えられます。

これまでも対物業務の効率化と対人業務の強化を目指していたKUSUDAMAは、患者様毎の業務進捗をリアルタイムで共有することで最適な人員配置をサポートし、経営者がスタッフ毎の作業時間を集計することで、人事評価に役立てる機能を開発致しました。

併せて、新型コロナウイルス感染症の拡大や薬価改定によって厳しくなっている薬局の経営判断に役立てていただくため、調剤報酬の前年同月比較や、患者様のマッピング、医薬品の適正在庫に寄与するデータの集計も可能にしました。

・新機能の概要 ※本リリース内で用いられる画面仕様は変更になる場合がございます。
① 業務進捗の共有
患者様の待ち状況が前指導、処方入力、ピッキング、調剤監査、服薬指導、加算算定、会計、薬歴入力のどこまで進んでおり、誰が作業をしているか調剤室内に設置するモニターで共有することができます。

業務進捗の確認画面

モニター設置のイメージ

② 作業時間の集計
前指導、処方入力、ピッキング、調剤監査、服薬指導、加算算定、会計、薬歴入力の中で、
それぞれ一日にどれだけの時間を使っているか集計することができます。
これにより、薬剤師が対物業務で時間を取られてしまっているか、対人業務にしっかり時間を使えているか把握できます。

③ 独自の集計機能の追加
作業時間の集計以外にも、患者様の傾向を視覚的に確認できるマッピング機能や、卸別の仕入金額の比較、よく使われる医薬品のランキングなど、独自のデータ集計が可能となります。

患者様のマッピング

・KUSUDAMAについて
薬局の対物業務の効率化と対人業務の充実をどちらもサポートする調剤システムです。
レセコン、タブレット、POSレジ、クラウド上の本部システムの4つで構成されており、処方箋応需からお会計までの薬局内の業務を広くカバーするだけではなく、
在宅訪問対応の支援機能や調剤業務の見える化、ピッキング監査システムまで標準搭載しています。

KUSUDAMA のレセコン、タブレット、POS レジを使用した調剤業務の一例

また、「本当は1人1台タブレットを持ちたい」という声にお応えして、KUSUDAMAをより幅広い薬局様に利用していただくため、2021年1月よりタブレット1台あたりの月額保守料を3,000円(税別)から2,000円(税別)に値下げ致しました。

サービスの詳細についてはこちら
URL:https://dx.emedical.ne.jp/kusudama_mieruka/

・株式会社ズーについて
株式会社ズーは1986年の創業以来、お客様に喜んでいただくため、他にはないエッジ
の効いたソフトウェアの開発、提供をモットーに活動しております。

目まぐるしく技術革新が進む世界で常に最新動向をウォッチし、医療事業、コンテンツ
事業において我々が考える独自のアイデアを付加し、お客様に提供致します。

株式会社ズーはこれからも新しいことにどんどんチャレンジして参ります。

URL:https://www.zoo.co.jp/