この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。
株式会社ズー(本社:長野県上田市、代表取締役社長:藤井修亮、以下ズー)は、
薬局業務のDXの推進や対人業務の充実を目指し、クラウド型電子薬歴システム「ホルトノキ」を発表いたします。販売開始は2022年8月19日(金)を予定しています。
■開発の背景
DXの推進が本格化している昨今、現場の業務を効率化するシステムや、クラウド化によるBCP(事業継続計画)の強化がより強く求められるようになりました。
また、2015年に厚生労働省の「患者のための薬局ビジョン」で提唱された、対物業務から対人業務へのシフトという方針に合わせて、薬剤師の対人業務への評価は年々比重が増しています。薬局様からは、服薬指導をはじめとする対人業務のレベルを底上げしたい、という声を多くいただいています。
これらの背景からズーでは、PC・タブレットどちらでもお使いいただける形で、適切な内容に服薬指導を標準化し、その内容をすばやく薬歴に反映可能な、クラウド型電子薬歴システム「ホルトノキ」を開発いたしました。
■特長
1.適切な内容に服薬指導を標準化
処方内容のチェック機能によって、指導文の候補を表示します。
薬剤や患者様の情報をもとにした、共通の指導文を参考に服薬指導を行うことで、経験やスキルの異なる薬剤師の指導内容を標準化できます。
2.シンプルな操作で薬歴をすばやく記載
指導した内容に合わせて、テンプレートを順々に選択していき、選択結果をワンボタンで転記すると、自然な形で薬歴に記載されます。テンプレートは細かいカスタマイズもできます。
3.処方鑑査で安心と安全を
長年レセプトコンピューターを開発している弊社の強みを活かし、独自の処方鑑査機能を搭載しています。特に小児の処方箋における数量・日数チェックに力を入れており、年齢や体重で異なる分量を計算して、調剤ミスを防止します。
4.薬局の今を「見える化」
薬局業務の順番に合わせて、業務の進捗を一覧で表示します。
患者様の待ち時間や対応状況を「見える化」して、薬局内で共有することができます。
5.ピッキング・調剤監査をサポート
タブレットのカメラやBluetooth接続のリーダーを用いて、薬剤のGS1コードを読み取り、処方内容とピッキングした薬剤が合っているか機械的にチェックすることができます。
■今後の展開
「ホルトノキ」は、クラウド型の電子薬歴システムにとどまりません。
今後は電子薬歴を「ホルトノキ」の中心として、処方入力やレセプト請求、在庫管理、本部、会計など、様々な機能を追加していくことで、オールインワンの調剤システムとなっていく予定です。
■販売開始
2022年8月19日(金)