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人事評価
こんにちは。調剤システムメーカーのズーです。

処方箋応需枚数の減少や診療報酬改定、薬価改定により安定した薬局経営は年々厳しくなっています。そういった状況で、業績回復、人件費の適正化、スタッフのモチベーション維持などを目的として、人事評価制度の見直しが注目されています。

今回は、薬局における人事評価制度についての簡単なまとめと、ズーから人事評価に使える新たな指標のご提案を行います。

1.人事評価制度の目的

目的
人事評価制度の目的は大きくは4つあります。

・生産性の向上
スタッフの目標達成の過程で生産性の向上を促すことで、企業としてコストの削減や、業績の向上が見込めます。

・人材の育成
会社の求める人物像を明確にし、目標を達成していくことで、スタッフの成長を促します。

・処遇の決定
正当な評価に基づいて給与や役職を与えることで、スタッフのモチベーションを高めます

・人材の適正配置
会社が正しくスタッフの能力を把握することで、人材の適正配置を図ります。

いずれの目的においても重要なポイントは、会社の理念やビジョンを明確にすることです。
人事評価の本質は処遇の決定ではなく、会社としてやって欲しい事、期待していることを共有し、理解してもらうことにあると言われています。

2.評価項目

評価
人事評価の評価項目は基本的に三つに分類されます。

・業績評価
成果評価とも呼ばれる評価項目で、定められた目標の達成度で評価を行います。
売上や顧客獲得数など目標の設定が適切であれば、主観の入りようがない評価項目となります。

・能力評価
能力評価では、スタッフが業務を通じて身に着けたスキルや対応内容、自己学習等で得た知識の評価を行います。
評価内容は資格の取得や社内テストの成績、薬歴の正確性やコミュニケーション能力など会社により様々です。

・情意評価
情意評価はスタッフの行動や勤務態度に注目して評価を行います。
評価内容は主観が入りやすいためブレやすい評価項目ではありますが、データに現れない面を評価するため、より多角的にスタッフを見ることができます。

これらの評価項目を定期的に確認し、総合的に判断して評価を決定します。

3.薬局における人事評価

トラブル
調剤薬局はその業務の特性上、外来からの処方箋を応需する業務がルーティン化しているケースも多いと思います。

その状況から明確に何をすれば会社に貢献できるのか、現行の業務で重視される項目と、追加で行うことで評価される項目を定める必要があります。

例えば現行の業務であれば、ミスなく調剤監査ができた、丁寧な服薬指導ができていた、残業時間の削減ができた等、5段階で評価するとします。
さらに追加で評価される項目として、OTC医薬品の販売促進ができた、後発医薬品の使用促進ができた、かかりつけ薬剤師について積極的に説明できた等を評価することで、日々の業務の中で何を気を付ければいいか徐々に浸透していきます。

大事なポイントは会社の方針を正しく共有して、同じ目標に向かって会社と個々人が業務を行うことです。

4.ズーからの提案


実際に評価する内容は会社の方針によって様々ですが、調剤システムメーカーのズーからは、新たな評価項目として「業務に使った時間」をご提案いたします。

例えばある薬剤師Aさんの一日の業務では、ピッキングに28分、調剤監査に40分、服薬指導に53分、薬歴入力に135分かかりました。
そのデータを週単位、月単位で集計することで、対物業務と対人業務をどれぐらいの割合で行っているか、どれぐらい効率よく業務時間を使っているか”見える化”することができます。

詳しくは下記より限定公開中の専用ページをご覧ください。

5.まとめ

今回は薬局の人事評価についてはまとめてみました。
会社としてのビジョンを明確にしてスタッフに理解してもらい、多角的な視点で評価し、同じ目標に向かって日々業務を行うことが大事ということですね。

実際に人事評価制度を導入するには考えること、決めることが山ほどありますが、本記事が何かのきっかけとなれば幸いです。

それではまた。ズーでした。