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2022年11月となり、新500円硬貨の発行が開始されてから1年ほど経過しました。
まだまだ目にする機会は少なく感じますが、続いて2024年度上半期には新紙幣が発行開始する予定です。
薬局においては、新硬貨・紙幣発行の際にどういった対応が必要になるでしょうか。

今回は新硬貨・紙幣の概要と、それに伴う薬局に必要な対応についてまとめてみたいと思います。

1.新硬貨・紙幣の概要

2019年4月に新硬貨・新紙幣の発行についての発表があり、対象は500円硬貨、千円札、5千円札、1万円札でした。

その内500円硬貨の発行は2021年11月より開始され、少しずつですが流通を開始しています。
新紙幣の発行開始については2024年度の上半期が目処です。

なお、その他の硬貨や2千円札については今回の刷新の対象外になったようです。

参考:新しい日本銀行券及び五百円貨幣を発行します(財務省)

2.薬局に必要な対応

それでは薬局においては具体的にどのような対応が必要になるでしょうか。
大前提として、新硬貨・紙幣が発行開始しても、それまでの硬貨・紙幣も問題なく使用可能です。

・お釣りの渡し間違いがないよう気を付ける
500円硬貨ではあまり発生しないことですが、新紙幣が発行された場合、お釣りの渡し間違いには十分注意する必要があります。
新紙幣はユニバーサルデザインが施されており、見分けやすくなっていますが、流通が開始した際は、レジ横に見本の画像を印刷しておくと安心かもしれません。

・自動釣銭機のアップデートをする
自動釣銭機を導入している場合はお釣りの渡し間違いについては問題なくなります。
その代わり、自動釣銭機は新硬貨・紙幣に対応するためのアップデートが必要になるでしょう。

なお、弊社で扱っている自動釣銭機の場合、新500円硬貨には対応可能なのでご連絡ください。
新紙幣についてはメーカーの対応待ちという状況です。

・キャッシュレス決済への対応を進める
これについては必須の対応というわけではありませんが、なぜ必要なのか次の見出しにてまとめています。

3.キャッシュレス決済の発展


自動販売機や券売機などキャッシュレス専用も増えてきている中、新紙幣対応にお金を出すなら、キャッシュレス専用機に変えてしまおうという動きが増えるかもしれません。

それによって世間的にキャッシュレス決済の需要が上がっていく可能性があるので、その場合は薬局もキャッシュレス決済に対応しておいたほうが有利になります。

実際のところ、キャッシュレス決済の比率は年々上がっており、2021年のキャッシュレス決済比率は32.5%まで上がっています。
キャッシュレス決済比率
出典:2021年のキャッシュレス決済比率を算出しました(経済産業省)

薬局のキャッシュレス決済対応については以下の記事もご覧ください。
薬局のキャッシュレス決済対応は必要?(株式会社ズー)

4.終わりに

今回は薬局の新紙幣への対応についてまとめてみました。

キャッシュレス決済や自動釣銭機の導入をお考えの方は、ぜひ一度弊社薬局向けセミセルフPOSレジをセットでご検討いただけますと幸いです。

それではまた、ズーでした。