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こんにちは。調剤システムメーカーの株式会社ズーです。

薬局の業務効率化が求められている昨今、会計業務の効率化のためにPOSレジを導入する薬局も増えてきています。
とはいえ、「通常のレジでも十分業務に支障はない」という薬局経営者の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、POSレジ導入のメリットやデメリット、薬局専用POSレジの機能などをまとめ、薬局にPOSレジ導入をおすすめする理由について書いていきたいと思います。

1.通常のレジとPOSレジの概要

レジスター
通常のレジは、バーコードの読み取り機能がない場合があり、金額を手入力した上での計算機能と、レシートを印刷して金銭の受け渡しをすることに特化したシンプルなレジとなっています。

一方でPOSレジとはPoint of Sale(販売時点情報管理)レジスターの略称で、専用PCなどにソフトをインストールして使用するモニター付きのレジです。
バーコードの読み取りによる金額の自動入力や、売上管理・在庫管理をはじめとした様々な機能を有しています。

2.POSレジ導入のメリットデメリット


POSレジを導入した場合、以下のようなメリットがあります。

・会計がスピーディーかつ正確になる
商品のバーコードをスキャンすることで、価格が自動的に反映されるため、会計のスピードが上がります。また、手入力によるヒューマンエラーを減らすことで、正確な会計ができるようになります。

・締め処理が簡単になる
日々の売上データを自動的に集計するため、締め処理が簡単に行えます。手作業での売上データの集計に比べ、時間と手間を大幅に削減することができます。

・在庫管理が自動で行える
商品の販売に合わせて在庫数がリアルタイムで記録されるため、在庫管理を自動で行うことができます。在庫の過不足が把握しやすくなり、在庫管理の効率化につながります。

・データの分析が容易になる
販売データを自動的に集計するため、売上高や売れ筋商品などのレポート作成やデータ分析が容易にできるようになります。このデータを活用することで、販売戦略の見直しなど、より精度の高い経営判断ができるようになります。

一方、POSレジを導入するデメリットとしては以下が挙げられます。

・導入には初期費用やランニングコストがかかる
POSレジを導入する際はレジ本体や周辺機器、ソフトウェアの購入費用、導入に伴う設置費用やトレーニング費用などが必要になります。また、ランニングコストとして、サポート契約や更新費用、トラブル対応のための人件費などが必要になることがあります。トータルで通常のレジと比較すると、コストがかかってしまうのは間違いありません。

・多機能であるため複雑な部分もある
POSレジは、売上管理や在庫管理などの業務を効率化するために多機能化されています。しかし、その分操作方法が複雑な部分もあり、ある程度のトレーニングが必要になります。

3.薬局専用POSレジの機能

薬局専用として販売されているPOSレジの場合は、薬局の複雑な会計業務に対応するために以下のような機能が実装されています。

・レセコンとの連動が可能
レセコンから会計データを受け取ることによって、処方会計の金額を自動で入力することができます。

・税区分が異なる会計を同時に処理できる
処方とOTC医薬品の同時会計など、税区分が異なる会計も同時に処理できるようになっています。

・未収金の管理ができる
通常の顧客管理機能に加えて、患者様のお名前と紐付けて未収金の管理もPOSレジ上で行うことができます。

・施設入所患者様の一括管理
施設ごとに患者様を振り分け、施設単位での一括請求・入金を行うことで、会計業務の軽減になります。

・各種制度への対応
セルフメディケーション税制や軽減税率など、薬局に関係する制度に合わせて、日々機能が追加されていきます。

4.終わりに

今回はPOSレジ導入のメリットやデメリット、薬局専用POSレジの機能などをまとめてみました。

通常のレジに比べてコストがかかるのは間違いありませんが、
多機能なPOSレジを導入することで効率化できる業務も多くあるかと思います。

弊社が販売している薬局専用POSレジシステム「GPOS just」でも今回挙げた機能をはじめ、薬局向けの様々な機能が実装されていますので、よろしければご確認ください。
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それではまた、ズーでした。