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こんにちは。調剤システムメーカーの株式会社ズーです。

コロナ禍で一気に導入が加速したイメージのあるセルフレジ。
スーパーマーケットでは当たり前の風景になってきていますが、最近は薬局にも導入が進んでいます。
特にレジを変える気はないという方も多くいますが、セルフレジは実際どんなメリットがあるのでしょうか。

今回はセルフレジの概要と、薬局に導入する場合の運用イメージから、メリット・デメリットをまとめていきます。

1.セルフレジの概要

セルフレジには大きく分けて2種類あります。
バーコードの読み取りから支払までお客さんが一人で行うタイプと、
バーコードの読み取りや金額の入力を店員が行い、支払の部分をお客さんが行うタイプです。

どちらのタイプも、自動釣銭機やキャッシュレス決済端末を利用することで、スピーディーかつ正確な会計を実現します。

まずはそれぞれの呼び方について整理してみましょう。

・お客さん一人で行うタイプ
このタイプは最後まで店員が関与しない性質上「フルセルフレジ」や「自動精算機」と呼ばれます。
場合によってはそのまま「セルフレジ」と呼ばれることもあります。

・バーコード読み取りを店員が行うタイプ
このタイプは基本的に「セミセルフレジ」か「セルフレジ」と呼ばれます。

本記事内においては、総称を「セルフレジ」、分けた2種類をそれぞれ「フルセルフレジ」「セミセルフレジ」と記載します。

2.フルセルフレジのメリット・デメリット

フルセルフレジ
ここからは薬局に導入する場合の話です。
フルセルフレジの運用イメージは以下になります。

1.お薬をお渡しする際に、バーコード付きの明細書をお渡しする。
2.フルセルフレジで患者さん自身がバーコードを読み取る
3.患者さんが支払を済ます。

薬局スタッフは明細書を渡すところまでになるので、会計には一切関わらない形ですね。

それではメリット・デメリットをまとめていきましょう。

【メリット】
・お薬のお渡しまでで済み、会計は自動化されるので、大幅な時間短縮になる。
・金銭の授受がなくなり、感染症対策となる。
・会計がより正確になり、ヒューマンエラーを防げるので、締め処理も楽になる。

【デメリット】
・導入費用や保守費用が高額。
・自動釣銭機や精算機の分、場所を取る。
・患者さんが慣れていない場合、フォローの人員が必要。
・支払い忘れが発生する可能性がある。
・患者さんの立場としては、やることが増える。

3.セミセルフレジのメリット・デメリット

セミセルフレジ
続いてセミセルフレジの運用イメージは以下になります。

1.スタッフが会計情報を入力、あるいはバーコードの読み取り。
2.対面で患者さんが支払を済ます。
3.領収書などをお渡しする。

フルセルフレジとの違いは、スタッフが最後まで対面にいることです。
効率化という観点から見るとフルセルフレジの方が上かもしれませんが、
セミセルフレジは比較的デメリットが少ないといえます。

【メリット】
・自動釣銭機やキャッシュレス決済端末による半自動化で、時間短縮になる。
・会計がより正確になり、ヒューマンエラーを防げるので、締め処理も楽になる。
・金銭の授受がなくなり、感染症対策となる。

【デメリット】
・導入費用や保守費用が高額。(一般的にフルセルフレジよりは安価)
・自動釣銭機の分、場所を取る。

4.終わりに

今回は薬局におけるセルフレジ導入のメリットデメリットをまとめてみました。
当社では薬局専用のセミセルフレジを販売しておりますので、是非こちらも合わせてご覧ください。

それではまた、ズーでした。